トランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相(右)=7日、ホワイトハウス(ゲッティ=共同)
 トランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相(右)=7日、ホワイトハウス(ゲッティ=共同)
 ガザ停戦案とイスラエル、ハマスの立場

 米イスラエル両首脳が7日、パレスチナ自治区ガザ情勢を協議した。6月に交戦したイスラエルとイランの停戦を経て、ガザ停戦交渉の機運が高まり、米国は実現に向けた圧力を強化する。イスラエルとイスラム組織ハマス双方に交渉の余地も出てきたもようだ。ただハマスは米国に停戦継続の保証を求めており、先行きは予断を許さない。

 ▽突破口

 7日夕、ホワイトハウスでの夕食会。3カ月ぶりにイスラエルのネタニヤフ首相と対面で会談したトランプ大統領は両国のイラン核施設攻撃の「成功」をたたえ合い、こう指摘した。「ハマスが停戦を望んでいる」

 ニュースサイト、アクシオスはトランプ氏がイスラエルとイランの停戦合意の勢いを利用し、ガ...

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