9日、ワシントンを歩くイスラエルのネタニヤフ首相(AP=共同)
 9日、ワシントンを歩くイスラエルのネタニヤフ首相(AP=共同)
 ネタニヤフ首相の訪米中の主な会談
 ホワイトハウスでの夕食会に参加したイスラエルのネタニヤフ首相(手前)とトランプ米大統領(奥)=7日(ゲッティ=共同)

 イスラエルのネタニヤフ首相が10日までの訪米を終えて帰国した。期待されたパレスチナ自治区ガザの停戦合意は実現せず、トランプ米大統領との会談も同氏へのご機嫌取りが目立った。ただ一連の展開は、停戦を遅らせたいネタニヤフ氏にとって「望み通り」とイスラエル紙。ガザとイスラエル双方の住民からは、早期停戦を求める声が改めて広がった。

 ▽メール

 「イランに対する歴史的勝利に続く、歴史的訪米となった」。ネタニヤフ氏は動画声明で6月下旬のイランとの停戦直後に行われた7月7日~10日の訪問を振り返った。

 イラン攻撃で蜜月をアピールした米国とイスラエル。ネタニヤフ氏はワシントンで、トランプ氏をノーベル平和賞に推薦...

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