【参院選終盤情勢】与党４９以下なら首相責任論

　共同通信の参院選終盤調査で、与党が非改選を含む参院の過半数（１２５議席）を維持する５０議席に届くかどうか、微妙となっている情勢が浮き彫りになった。石破茂首相（自民党総裁）は「必達目標」としており、４９議席以下なら責任論を免れないとの見方が自民内で広がる。仮に過半数は確保できても議席減は濃厚で、政権運営が混迷を深めるのは必至だ。２０日の投開票後の政局をシミュレーションした。

　▽翌日会見

　「壊滅的だ。物価高や日米関税交渉に対する有権者の評価は厳しい」。選挙戦が最終週に入った１４日、自民ベテランはため息をついた。

　終盤調査での自民、公明両党の形勢は序盤より悪化している。閣僚経験者は「本当に厳しい。...