
13日、記者団の質問に答えるトランプ米大統領(右)=ワシントン郊外(ゲッティ=共同)
トランプ米大統領がウクライナ侵攻を続けるロシアへの融和姿勢から圧力強化に傾いた。電話会談を重ねたプーチン大統領は停戦に応じず、逆に攻撃を激化。戦闘終結の目標とした「就任6カ月以内」が20日に迫る中、目算は狂い続けた。仲介は不発に終わり、方針転換を図ろうとしている。ウクライナは歓迎するが、トランプ氏の朝令暮改に警戒の声も上がる。
▽正反対
「プーチン氏にはとても失望している。彼は本心を言う人だと思った」。トランプ氏は13日、ワシントン郊外で記者団に苦々しい表情を見せた。
1月の2期目就任以降、プーチン氏との電話会談は公表されただけで6度を数える。プーチン氏は停戦に前向きなそぶりでトランプ氏を喜...
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