
仙台市で街頭演説する自民党総裁の石破首相=19日午前
参院選は17日間の選挙戦を終えた。石破茂首相(自民党総裁)の最終演説地は、都心から離れた東京・蒲田。期間中は応援入りを拒まれる事態も起き、遊説先確保に難儀した。立憲民主党の野田佳彦代表は改選1人区の奪取に全力を挙げ、福島をマイク納めの地に選んだ。発言を問題視されつつ注目を集めた参政党の神谷宗幣代表ら、他党の党首も熱弁を振るった。
▽もどかしさ
「自分たちさえ良ければいい、そのような政治なら国は滅びる。何としても日本国を守り抜く」。19日夜、JR蒲田駅前。首相は午前の仙台市から約4時間半かけて徳島市に移動。帰京してから最後の訴えに臨んだ。
締めの演説と言えば、故安倍晋三元首相が定番とした東京・...
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