赤サンゴのジュエリーなどが並ぶ台北市内の宝飾品店=9月8日
 赤サンゴのジュエリーなどが並ぶ台北市内の宝飾品店=9月8日
 シンガポールのサファリパーク「ナイトサファリ」の入園口=9月7日

 赤サンゴや翡翠(ひすい)などで知られる台湾のジュエリー市場が、国際的な注目を集めている。加工会社を経営する業界団体の理事長は「素材の質を判断する目利きと、熟練の加工技術が評価されている」と話す。

 調査会社によると、台湾の市場規模は今年31億4000万ドル(約4637億円)に達し、2030年までは年平均5・86%のペースで拡大する見通しだ。24年に1兆1306億円だった日本には及ばないが、人口が5分の1足らずという事情を考えれば、台湾市場の将来は明るい。

 11月には台北市で、国際見本市「台湾ジュエリー&ジェムフェア」が6年ぶりに開催される。報道によれば、日本のパビリオンは5月の時点で、全てのブ...

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