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 ニデック株式会社のグループ会社であるニデックインスツルメンツ株式会社(以下、当社)は、トークナイゼーション技術を搭載したセキュリティ認証カードリーダーを開発しました。


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トークナイゼーション対応セキュリティカードリーダ


 近年、サイバー攻撃の高度化に伴い、ネットワーク経由でのクレジットカード情報漏洩の危険性が高まっています。従来のカードリーダーでは、カード番号をICチップや磁気ストライプから直接読み取って決済サーバーに送信しており、このプロセス中に情報が流出するリスクが存在していました。

こうした背景から、当社は情報漏洩の問題を解決するため、カード番号を直接ネットワーク上でやり取りしないトークナイゼーション技術を本製品に導入しました。この技術は、カード番号などの機密情報を、一時的に生成される「ワンタイムトークン」と呼ばれる乱数に置き換えることで、安全性を高めるものです。さらに、別売の暗証番号入力装置(PIN Pad)と連動させることで、カード情報だけではなく、入力された暗唱番号と読み取ったカード情報を組み合わせた情報もトークンに置き換えることが可能で、これにより、さらに高度なセキュリティ対策が実現できます。

 本製品は、クレジットカードのICチップと磁気ストライプの両方に対応しており、主に北米・ヨーロッパを中心とした海外のガソリンスタンドや空港のKIOSK端末といった屋外のPOSシステムへの搭載が想定されています。

なお、本製品は米国の決済サーバメーカーとの協業により認証を取得しているため、現時点では米国市場のみでトークンの利用が可能ですが、今後、日本国内においても市場やお客様のニーズに応じて認証取得を進めることで、国内でのサービス展開も視野に入れております。

本件に関するお問合わせ先
ニデックインスツルメンツ株式会社
営業本部 営業第3部 営業第1グループ  03-5740-3004(直通)