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楊陵スマート農業モデルパーク

 

AsiaNet 201143 (0263)

 

【楊陵(中国)2025年10月14日新華社=共同通信JBN】第32回China Yangling Agricultural Hi-Tech Fair(中国楊陵農業ハイテクフェアー)は、「New Quality Productive Forces for a New Agricultural Future(新たな農業の未来に向けた新たな高品質生産力)」をテーマとして、10月25日から29日まで、中国の農業科学技術の中心地である陝西省楊陵で開催されます。

 

今年のフェアーには、50以上の国と国際機関からの参加者が見込まれ、総展示面積は14万平方メートルに達します。フェアーは、会議、フォーラム、展示会、貿易交流などを開催し、上海協力機構(Shanghai Cooperation Organization、SCO)加盟国および「一帯一路」構想諸国との実践的な農業協力を深化させます。

 

このフェアーでは、オフラインとオンラインのイベント、オンサイトとオフサイトのアクティビティー、国内外の取り組みが組み合わされて、世界の研究機関や企業による農業の新たな高品質生産力に関する最先端の成果が展示されます。主要分野には、コア遺伝資源、重要農業機械、農業節水技術、スマート農業、デジタル農業などが含まれます。

 

1994年に開始されたこのフェアーは、これまでに31回開催され、中国最大規模かつ最も影響力のある総合農業技術展示会の1つになっています。フェアーは、各国が農業の進歩を紹介し、技術移転を促進し、オープンな協力を促進するための重要なプラットフォームとなっています。フェアーでは、これまでに500件以上の国際交流活動が開催され、約2000社の海外農業関連企業が参加しています。

 

楊陵にSCO農業技術交流研修モデル基地(SCO Demonstration Base for Agricultural Technology Exchange and Training)が設立された2019年が大きな転機となってフェアーに新たな弾みがつき、SCO農業協力の重要なプラットフォームとなりました。

 

2024年の第31回フェアーでは、SCO加盟国全26カ国がSCO農業テーマ展にナショナルパビリオンを設置しました。展示品には、パキスタンの手工芸品、ベラルーシのチョコレート、タジキスタンの飲料、エジプトの手描き芸術などがあり、その多くが中国初の出展となりました。

 

パキスタンの出展者Muhammad Amir氏は「この見本市を通じて、私たちの製品が中国市場に参入できることを願っています」と述べています。

 

今年の見本市はSCO Agricultural Expo(SCO農業展示会)と同時に開催され、総合展示、海外製品展示、技術研修のゾーンが設けられます。

 

同時開催のイベントには、現代農業に関する2025年SCO円卓会議、農業開発と貧困緩和に関するワークショップ、SCO生態学的原産地基準の発表、農産物の需給マッチングセッションなどがあります。これらのイニシアチブは、SCOの農業協力を強化し、企業が相互に利益のある形で世界的に拡大することを支援するものです。

 

「一帯一路」構想の進展に伴い、中国楊陵農業ハイテクフェアーは中国農業と世界をつなぐ架け橋となりました。このフラッグシップイベントは、今や世界的な農業技術交流の新たな高み、そして国際農業協力の促進の場となっています。

 

ソース:The 32nd China Yangling Agricultural Hi-Tech Fair