
高さ8メートルのウォールクライミングに挑戦する子どもたち=妙高市
子どもとのお出掛け先に悩んでいませんか? 家族みんなで楽しめる新潟県内各地の観光施設や公園、飲食店などお勧めスポットを紹介していきます。
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館内に入ると、遊具に熱中する子どもたちの歓声が響き渡る。妙高市の市青少年学習施設「わくわくランドあらい」は1998年に開館し、2017年にリニューアル。入場無料とあって、休日は市外や県外から訪れる家族連れでにぎわっている。
中でも目を引くのが「勇気ウォール」だ。高さ8メートルの本格的なウォールクライミングの設備で、利用できるのは小学1年から中学3年まで。落下防止のハーネスを装着するので、途中で手を離しても大丈夫。補助スタッフが丁寧に教えてくれる上に、壁にトライする子どもたちを見守ってくれているから安心だ。毎月第3日曜日は親子で一緒に体験することもできる。
長岡市から母親と初めて訪れた小学2年生の男の子(7)は「高いところは苦手だけど楽しい。もっと上まで登れるようにがんばりたい」と何度もチャレンジしていた。母親(34)は「雨でも夏の暑い日でも、ここならのびのび体を動かせる」と満足そうに話した。

(左)バーチャルでスキー体験ができるシミュレーションゲーム(右)2階から滑り下りるチューブスライダー「苗名滝スライダー」。大きな遊具もあり、いろいろ楽しめる
ほかにも、バーチャルでスキー体験ができるシミュレーションゲームなどの設備も盛りだくさん。遊び疲れたら、飲食もできるスペースでひと休みしよう。
2階には、幼児用のクライミングやミニボールプール、木製のキッチンセットなどで遊べる未就学児向けの広場もあり、授乳室も備えている。

幼児用のボルダリングやミニボールプール、木製のキッチンセットなどが設置された広場。授乳室も併設している「ちびっこランド」
施設では、小学生対象のものづくりや科学の実験のほか、川遊び、サツマイモの収穫といったアウトドア体験なども年間を通して企画している。事務局長の渡辺伸一さん(63)は「幅広い年齢の子どもたちが楽しめる。遊具で遊ぶだけでなくイベントにも参加してほしい」と呼びかけている。

〈妙高市青少年学習施設「わくわくランドあらい」〉
妙高市関川町2の8の32。
午前9時半〜午後5時。月曜日と、祝日の翌日休館。
入場無料。
ウォールクライミングの利用は、土日祝日と夏休みなど長期休暇の期間中のみで、利用時は内履き持参。
0255(70)1315。