大わらじを作る住民ら=3月3日、佐渡市大倉谷
大わらじを作る住民ら=3月3日、佐渡市大倉谷

 新潟県佐渡市大倉谷の倉谷集落で3月3日、集落の入り口に掛ける大わらじ作りが行われた。集落に大男がいるように見せることで災いや疫病を追い払う風習で、毎年3月の第1週に行われている。今回は住民約30人が協力して二つ編み上げた。

 大わらじ作りは、「春来(はりきり)」と呼ばれる集落の伝統行事。住民は午前8時ごろから集落の寺に集まり、大量のわらを使って片足分に4、5人がかりで編み込んでいった。

 2時間ほどで完成した...

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