新潟県上越市が東京からの移住を後押しするために設けている「移住・就業支援金」の利用件数が伸びている。2023年度は31件と22年度の18件から2倍近く増えた。利用条件が緩和されたことや、新型コロナウイルスの5類移行で人の動きが活発化したことが背景にあるとみられる。市は「子育て世代の利用が目立つ。U・Iターンを検討している人に有効に活用してほしい」と呼びかけている。

 移住・就業支援金は国の交付金を活用し、2019年度に始めた。東京23区に在住、または通勤していた人が県の就職マッチングサイトに掲載され、支援金の対象となる企業に就職するなど、一定の条件を満たした移住者に支給する。

 市内への進学や転...

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