観光面での必要性などが話し合われた米坂線の復旧検討会議=3月26日、関川村
観光面での必要性などが話し合われた米坂線の復旧検討会議=3月26日、関川村

 2022年8月の豪雨で被災したJR米坂線について、JR東日本新潟支社と沿線自治体などが復旧の課題を議論する「復旧検討会議」の第2回会合が3月26日、新潟県関川村で開かれた。自治体側は、インバウンド(訪日客)も見込む観光面などから路線の必要性を強調し、沿線地域が一体となって利用促進に取り組むと説明した。

 新潟と山形の両県をつなぐ米坂線は坂町(村上市)-今泉(山形県)が不通となっており、バスによる代替運行が続く。

 検討会議はJRや両県、村上市、関川村など沿線7市町村で構成。3月26日の会合は冒頭以外、非公開で行われた。

 出席者によると自治体側は、米坂線が被災前、冬の山形県を楽しむ外国人向けツアー...

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