
剣士と小獅子による演舞が奉納された上浦まつり=4月1日、佐渡市杉野浦
新潟県佐渡市の春祭りシーズンの幕開けとなる「上浦まつり」が4月1日、赤泊地区で行われた。晴天下、杉野浦地区で大獅子と小獅子が家々を回り、住民は家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)を願った。
上浦まつりは、赤泊地区西部の海岸線にある五つの集落の祭りの総称。毎年4月1日に、各神社で春の例祭が行われる。獅子舞を奉納する杉野浦では、祭りの担い手である「杉若会」のメンバーらが、朝から神社で笛や唄とともに小獅子舞を奉納。3体の獅子と剣士が軽やかに演舞した。
その後、長さ約10メートルの大獅子も加わり、一行は1日かけて集落にある約30軒を門付けして回った。住民は獅子が近づくと、玄関先で出迎え、写真を撮ったり拍...
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