
新保まつりで奉納された鬼太鼓=4月15日、佐渡市金井新保
新潟県の佐渡島内で春祭りが集中する4月15日、佐渡市金井地区では「新保まつり」が開かれた。新保八幡宮の境内に集結した鬼と獅子がにらみ合いを見せると、大勢の参拝者から拍手と歓声が沸き上がった。
島内では毎年この時期、多くの地域で祭りが開かれ、鬼太鼓などが披露される。「新保まつり」は毎年4月15日に開催。今年も集落の家々で鬼太鼓を披露する「門(かど)付け」が行われ、4組で計約400軒を回った。
新保八幡宮では力強い太鼓の音が響く中、各組の鬼が競い合うように舞を奉納。髪を振り乱し、軽やかに跳ねる鬼に獅子舞も加わり、一年の厄を払った。
好天の中、汗を流しながら鬼太鼓を舞った同市の自営業の男性(42)...
残り62文字(全文:362文字)