「骨董好きだけでなく、さまざまな人に気軽に入店してほしい」と話す須田佳壽美さん=佐渡市両津夷
「骨董好きだけでなく、さまざまな人に気軽に入店してほしい」と話す須田佳壽美さん=佐渡市両津夷

 蓄音機やおもちゃのペダルカー、企業のキャラクター人形「ナショナル坊や」などが雑多に置かれたウインドー。「何の店?と不思議がって入ってくるお客さんもいます」と語るのは、骨董(こっとう)品などを扱う古物商、海楼(かいろう)社(新潟県佐渡市両津夷)の須田佳壽美(かずみ)さん(46)だ。

 店主の夫利克さん(49)は新穂地区の自宅に骨董品を収集していたが、育った両津夷に空き店舗が出たことから2013年に開店。不定期営業だったが、22年の結婚を機に会社員を辞め、骨董一本にした。不用品の買い取りや遺品整理も行っている。

 店内に入ると、病院で使われていたキャビネットや昔の看板、レコードなどさまざまなジャンル...

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