
鮭塩引き道場の道場開きに合わせ、指南役の師範となるための昇段試験も行われた=10月04日、村上市塩町
新潟県村上市伝統の塩引き鮭づくりの技法を伝える恒例の鮭塩引き道場が10月5日から村上市塩町のイヨボヤ会館で始まる。前日となる4日には道場開きが行われた。合わせて道場の指南役「師範」となるための実技による昇段審査も9年ぶりに実施。鮭を巧みにさばく手つきを審査員らが見守った。
「越後村上三ノ丸流鮭塩引き道場」は会館を運営するイヨボヤの里開発公社が鮭文化発信のために行い、今回が36回目となる。道場開きには20人ほどが出席し、神事の後に道場名を記した看板が掛けられた。
その後、準師範の船山ケイ子さん(49)が師範昇格を目指して、実技による審査に臨んだ。師範や関係者が見守る中、切腹を嫌い、腹を開かずに...
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