市政報告会の後、支持者と握手する内田幹夫さん(右)=8月、魚沼市吉田
市政報告会の後、支持者と握手する内田幹夫さん(右)=8月、魚沼市吉田

 任期満了に伴う新潟県の魚沼市長選挙(12月1日告示、8日投開票)の告示まで1カ月となった。これまでに立候補を表明したのは、再選を目指す現職の内田幹夫さん(69)のみで、現時点で他に出馬の動きは見られない。2004年の魚沼市発足後、初の無投票となる公算が大きくなっている。

 10月30日に開かれた立候補予定者説明会には、内田陣営だけが出席した。内田さんは31日、取材に対し「選挙があることを前提に準備を進めている。今は公務をしっかりやっていくだけ」と述べ、11月中旬に公約を発表する考えを示した。

 この4年間で同級生らが中心だった後援会は市内全域に広げ、組織を強化してきた。11月5日に事務所開きを行い、活動を本格化させる。

 内田さんは6月定例会本会議の一般質問で出馬を表明した。後援会が8月末に市内で開いた市政報告会には、市民ら約260人が参加した。来賓の国会議員や県議の他、18人の市議のうち13人が壇上に並んだ。

 内田さんは、20年の市長選で現職との一騎打ちを制し初当選。1期目は、旅行会社社長の経験を...

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