
南魚沼市長選の開票作業をする市職員ら=11月24日、南魚沼市坂戸
11月24日投開票の新潟県南魚沼市長選は、現職の林茂男さん(57)が、新人の黒岩揺光(ようこう)さん(43)を大差で下し、3選を果たした。新潟日報社は投票を終えた有権者にアンケートをし、103人から回答を得た。2期8年の林市政への評価が問われた選挙で、有権者がどのような思いを抱いて一票を投じたのかを探った。
- 出口アンケート<上>林市政「評価」8割超 実行力、人柄に支持集まる
- 林茂男氏が3選、前市議の黒岩揺光氏との一騎打ち制す
- 街宣重視で現職・林茂男さん大差の勝利 投票率は過去最低
- 3選の林茂男さん登庁「雪国ナンバーワンの街築きたい」
南魚沼市長選で、投票を終えた有権者103人を対象に新潟日報社が実施した出口アンケートでは、新市長に優先して取り組んでほしい分野を尋ねた。有権者に「人口減少対策」や「産業振興」など9項目の中から複数回答で選んでもらった。回答数184のうち「医療・福祉・介護」が25・54%で最も多かった。
アンケートは期日前を含めて8カ所で行った。「医療・福祉・介護」はどの地域でも上位だったが、大和地域の3カ所では最多となった。大和地域では、充実した地域医療を長年支えてきたゆきぐに大和病院(浦佐)が診療所化されており、有権者の関心が高かったとみられる。

当選した現職の林さんは、...
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