
佐渡金山の内部を描いた絵巻物などが並ぶ会場=新潟市中央区旭町通2番町
「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を記念し、金山にまつわる絵巻や版画などを集めた企画展「佐渡島の金山と新潟大学」が、新潟市中央区の新潟大学旭町学術資料展示館で開かれている。
展示されているのは資料展示館所蔵の資料。初代と2代目の歌川広重が、金山の入り口や坑道内部を描いた版画2点のほか、坑道内の仕事が総覧できる絵巻や、水を地上に排水する「水上輪(すいしょうりん)」をはじめ坑道で使われた道具などが並ぶ。
また、佐渡ジオパークや「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録に向けた新潟大のこれまでの活動や、大学と佐渡の関わりについても紹介している。
資料展示館職員の清水美和さんは、「金山の中で人々がど...
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