携帯やパソコン向けにナビゲーションサービスを提供しているナビタイムジャパン(東京)は、新潟県の2024年「観光スポットランキング」を発表した。海あり山あり、豊かな食ありの新潟らしい結果となった。
ナビタイムジャパンが提供する国内向けの全サービスの検索データについて、2023年12月1日~2024年11月30日分を集計した。

新潟県の2024年観光スポット検索ベスト5は以下の通り。
①弥彦神社=弥彦村=
②寺泊魚の市場通り(魚のアメ横)=長岡市=
③新潟市水族館・マリンピア日本海=新潟市中央区=
④清津峡=十日町市=
⑤道の駅・マリンドリーム能生=糸魚川市=

1位の弥彦神社と2位の寺泊魚の市場通りは近接する観光地で、資料がある2020年から不動のワンツー。
弥彦山(634メートル)を背に立つ越後一宮・弥彦神社は、春は桜、秋は紅葉のスポットとして知られる。近年はパワースポットとして人気で、若者や女性も多く訪れている。今年は、NHK連続テレビ小説「虎に翼」新潟編のロケ地になり話題を呼んだ。

2位の寺泊魚の市場通りは、鮮魚店や土産物店など10店以上が並ぶ。弥彦神社から車で30分かからない近さだ。地元寺泊港や出雲崎港に揚がる生鮮品をはじめ、新鮮で安い魚を目当てに多くの観光客が訪れる。イカやホタテ、魚などを焼いた熱々の名物「浜焼き」を手に、町歩きを楽しめる。

3位の新潟市水族館マリンピア日本海は、1990年に開館し今春、累計入館者数が1800万人を突破した。日本海のすぐそばにあり、敷地面積約4万平方メートル、約600種を飼育。イルカショーや大水槽の底を通るマリントンネルなどが親子連れらに人気だ。

4位清津峡は、2018年の大地の芸術祭で中国のマ・ヤンソン/MADアーキテクツが、清津峡渓谷トンネルを舞台に作品を制作。トンネル内を750メートルほど歩くと現れる、水鏡で清津峡の絶景を体感できる作品が、インスタ映えするとSNSを通して世界的に人気となった。2020年以降は、検索ランキングでは常にトップ5入り。大地の芸術祭開催年だった今年は期間中、19万1619人を集客し、2023年よりランクを一つ上げた。

5位マリンドリーム能生は、国道8号線に面し、日本海のすぐそばにある道の駅。地元特産のベニズワイガニ直売所がずらりと並ぶ「かにや横丁」や大型鮮魚センターもある。
ランキング結果について、...