左から伊藤麗さん、久保田郁夫さん、横山人美さん
左から伊藤麗さん、久保田郁夫さん、横山人美さん

 13日に告示された任期満了に伴う糸魚川市長選(20日投開票)は、ともに無所属新人で、前市議の伊藤麗さん(34)、元教員の久保田郁夫さん(67)、前市議会副議長の横山人美さん(59)が立候補し、三つどもえの激戦がスタートした。人口減少に医療、教育など山積する課題に3人とも「真摯(しんし)に向き合う」と強調し、票の掘り起こし、上積みに懸命だ。

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 2005年に1市2町が合併した新市発足後、5期20年にわたり市長を務めた米田徹市長(76)に代わる市政のかじ取り役を目指す選挙戦となる。

 序盤戦の動きを左から届け出順で紹介する。

伊藤麗さん

女性や若者の視点を

久保田郁夫さん

まちににぎわい創出

横山人美さん

県との連携アピール

 昨年5月に出馬表明した伊藤さんは、同年代の若手らが支援する。

 13日に能生地域で開いた出陣式では「空き家が増え、公共交通の課題も抱えている」と危機感を訴えた。同日夕には市中心部のヒスイ王国館で激励会を開催。「誰の声でこのまちを動かすのか訴えたい」「女性や若者の視点をふんだんに取り入れ、
(つづく)

 久保田さんは、惜敗した21年の前回市長選に続き2度目の挑戦。同級生や長年取り組むバスケットボールや区長時代の仲間が支え、「今度は久保田。あなたの声で新しい糸魚川」を合言葉に選挙戦を展開する。

 14日は糸魚川駅南口などで街頭演説。にぎわい創出の必要性に触れ、「駅の南側も北側も大切な玄関口。
 (つづく)

 米田市長から後継指名を受けた横山さんは「対話と協調」をスローガンに掲げる。

 14日には花角英世知事の妻、田枝さん(66)を招き、県との連携をアピールした。ヒスイ王国館で開かれた演説会で田枝さんは「県も抱える人口減少などの問題を一緒に解決するには、県とつながっていることが大切」とエールを送り、
(つづく)

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