大阪・関西万博で新潟県の魅力を伝える特別催事が始まる。オープニングセレモニーの様子=10日、大阪市

 大阪市で開かれている大阪・関西万博で、新潟県企業が「未来の食」を提案する。気候変動に伴う生態系保全が社会課題となる中、食品産業も資源保護への取り組みを進める。参加企業は自社技術を生かし、持続可能な生産を目指す試みを世界にPRする。

 県は10〜13日に大阪・関西万博のEXPOメッセで観光資源をPRするブースを展開。この中で、県産日本酒の飲み比べやステージイベントのほか、県内企業が開発した「未来の食」を紹介する。

 一正蒲鉾(新潟市東区)は、水産資源の保全を目的に、練り製品の技術を生かして開発した代替食品「ネクストシーフード」の商品を12日に紹介する。

 一正蒲鉾は、次世代水産加工品の開発に力を入れ...

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