
「新幹線大爆破」より。草☆(弓ヘンに前の旧字体その下に刀)剛演じる車掌(左)と、のん演じる運転士
この春、新幹線に乗る際にちょっとした緊張と興奮を覚えたという人は少なくないだろう。かくいう筆者もその一人。理由はもちろん、ネットフリックスで4月から配信中の話題作「新幹線大爆破」を見たからである。
1975年公開の同名映画を、現代を舞台にリブート(再創作)。東京行きの東北新幹線「はやぶさ」に爆弾が仕掛けられ、犯人が「時速100キロを下回ると爆発する」と声明を出したことで、車内はパニックに陥る。
メガホンを取ったのは、映画「シン・ゴジラ」で庵野秀明総監督とタッグを組み、無人の新幹線に爆弾を積んでゴジラに突っ込ませた樋口真嗣監督。今作でも、極限状態であらわになる人間のリアルより、どんな状況でも使...
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