オーストラリアの雑誌「PAPER CHAINED(ペーパー チェーンド)」を手にする編集長のダミアン・リネンさん=5月、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州(本人提供)
 オーストラリアの雑誌「PAPER CHAINED(ペーパー チェーンド)」を手にする編集長のダミアン・リネンさん=5月、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州(本人提供)
 受刑者らの芸術作品を紹介するオーストラリアの雑誌「PAPER CHAINED(ペーパー チェーンド)」
 「キャピックショップなかの」を訪問し、職員らと交流するダミアン・リネンさん(左)=5月、東京都中野区
 受刑者らの芸術作品を紹介するオーストラリアの雑誌「PAPER CHAINED(ペーパー チェーンド)」
 受刑者らの芸術作品を紹介するオーストラリアの雑誌「PAPER CHAINED(ペーパー チェーンド)」

 絵画や詩といった受刑者らの芸術作品を紹介するオーストラリアの雑誌「PAPER CHAINED(ペーパー チェーンド)」の編集長、ダミアン・リネンさん(39)が5月に来日した。かねて関心のあった日本の刑務所作業製品に触れ「精巧さに感銘を受けた」と話す。今後は日本の刑務所とも交流し、多くの国の人たちに作品を届けられるようにと意気込む。

 リネンさんが5月上旬に足を運んだのは、日本各地の刑事施設で受刑者が作る製品を販売する東京都中野区の「キャピックショップなかの」。日本旅行の計画を立てる中でショップの存在を知り、取材を申し込んで訪問が決まった。

 家具やせっけん、バーベキューこんろなどが所狭しと並ぶ店...

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