取材に応じる江藤セデカさん=21日、千葉市
 取材に応じる江藤セデカさん=21日、千葉市
 江藤セデカさん=21日、千葉市
 子どもをあやしながら日本語を学ぶアフガン女性たち=5月、千葉市

 日本に住むアフガニスタン人の約4割が千葉県で暮らす。「子どもは学校で日本語を話すようになるが母親は分からない。子どもはアフガンの言葉を忘れてしまう」。言葉が通じず、親子で心を通わせることができない現実に多くの女性が苦しむ。よりどころになっているのが、千葉市内で開かれている日本語教室だ。

 NPO法人「イーグル・アフガン復興協会」代表の江藤セデカさん(67)を中心に2023年に開かれた無料の教室に120人以上が登録し、毎週土曜日に日本語教師から日本語を学ぶ。

 開校のきっかけは司法通訳として38年間働いてきた経験だ。アフガン出身の江藤さんは1983年に来日して日本人と結婚。取り調べや法廷での通訳を...

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