取材に応じる陸上男子走り高跳びの赤松諒一=4月23日、岐阜市
 取材に応じる陸上男子走り高跳びの赤松諒一=4月23日、岐阜市
 林陵平コーチ(奥)の指導を受けて練習する陸上男子走り高跳びの赤松諒一=4月23日、岐阜市
 林陵平コーチに見守られる中、練習する陸上男子走り高跳びの赤松諒一=4月23日、岐阜市
 パリ五輪男子走り高跳び決勝で2メートル31をクリアする赤松諒一=2024年8月10日、パリ郊外(共同)
 パリ五輪男子走り高跳び決勝で2メートル17をクリアする赤松諒一=2024年8月10日、パリ郊外(共同)
 パリ五輪男子走り高跳び予選で跳躍を成功させ、ガッツポーズする赤松諒一=2024年8月7日、パリ郊外(共同)

 日本陸上界には多彩な活動に取り組みながら、世界の強敵に挑む異色のジャンパーがいる。昨夏のパリ五輪の男子走り高跳びで、日本勢88年ぶりの入賞となる5位に入った赤松諒一(西武プリンス)は、医学部研究生の顔を持ち、オフシーズンには所属先でホテルマンの業務も経験。7月上旬に日本選手権に臨み、9月に東京で開催される世界選手権での活躍を見据える。バイタリティーにあふれ、“三刀流”で活躍する30歳の努力家に思いを聞いた。(聞き手 共同通信・山本駿)

 

 初出場の五輪でも緊張することなく大舞台の雰囲気を楽しんだ。長年師事する林陵平コーチと二人三脚で歩み、世界選手権の2022年大会予選落ちから、2023年大会8...

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