オリンパスの医師トレーニングセンターで、内臓の模型を使って内視鏡検査の練習をする呉雲艶さん=5月、北京(共同)
 オリンパスの医師トレーニングセンターで、内臓の模型を使って内視鏡検査の練習をする呉雲艶さん=5月、北京(共同)
 オリンパスの医師トレーニングセンターで、人体模型を用いた内視鏡検査の練習装置の説明をするスタッフ=5月、北京(共同)
 オリンパスの医師トレーニングセンターで、3D機能を用いた内視鏡検査装置を操作するスタッフ=5月、北京(共同)
 オリンパスの医師トレーニングセンターで、練習用の内視鏡検査装置を操作するスタッフ=5月、北京(共同)
 オリンパスの医師トレーニングセンターで、内臓の模型を使って内視鏡検査の練習をする中国人の医師ら=5月、北京(共同)

 「世界一の消化器がん大国」と言われる中国は国家戦略「健康中国2030」を掲げ、医療水準の向上を図る。健康診断でのがん発見率や手術のレベルは依然として低く、日本企業で診断や手術の訓練を受ける医師も多い。高齢化が進む中で健康寿命を延ばそうと、日本に学びながらがんの早期発見・治療を目指している。

 「何度も練習しないと手術や検査の時に手が震えてしまう。訓練の場があるのは本当にありがたい」。医療機器大手オリンパスが北京市に設ける医師のトレーニングセンター。内臓の模型を使って内視鏡検査の練習をしていた女性医師の呉雲艶さん(53)は操作する手を休め「日本の医療機器は素晴らしい」と絶賛した。

 北京市と隣接す...

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