ボールを手に写真に納まる森保一監督(右)と洪明甫監督
 ボールを手に写真に納まる森保一監督(右)と洪明甫監督
 対談する洪明甫監督(左)と森保一監督
 日本代表の練習で調整する森保一(中央)。左は井原正巳、右はラモス瑠偉=1993年10月、カタール(共同)
 対談する日本の森保一監督
 ロンドン五輪3位決定戦の日韓戦の後半、交代する選手を迎える洪明甫監督=ミレニアムスタジアム(共同)
 ベルマーレ平塚時代の洪明甫
 2002年W杯日韓大会の準決勝ドイツ戦で、ドイツのクローゼ(右)とヘディングで競り合う洪明甫=ソウルW杯競技場(ロイター=共同)
 対談する日本の森保一監督
 2002年W杯日韓大会でトルコに敗れ、サポーターに健闘をたたえられながら場内を回る日本代表=2002年6月18日、宮城スタジアム

 サッカーにおいて永遠のライバルであり、仲間でもある日本と韓国。1965年の日韓国交正常化から60年の節目に、サッカー日本代表の森保一(もりやす・はじめ)監督と韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が記念対談を行った。

 日韓戦の歴史や2002年W杯日韓大会の思い出を振り返り、お互いの監督論を交わし、2026年W杯決勝での対戦を夢見る―。ともに56歳で現役時代に代表戦やJリーグのピッチでしのぎを削った2人が、日本と韓国の過去、現在、そして未来を語り合った。(聞き手・共同通信=岡田康幹)

▽日本は未来の準備をしていると感じた

 2人が初めて国を背負って対戦したのは1992年8月22日、北京で開催された...

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