
対談で笑顔を見せる洪明甫監督(左)と森保一監督
日韓国交正常化60年の節目に、サッカー日本代表の森保一(もりやす・はじめ)監督と韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が対談した。切磋琢磨してきた両国の監督が語り合った指導者としての信念、2026年ワールドカップ(W杯)の目標、新しい未来への思いとは―。(聞き手・共同通信=岡田康幹)
▽使命感こそが重要
森保監督は2003年シーズン限りで、洪明甫監督は2004年に現役を引退。その後は指導者の道へ進んだ。現在はフル代表の監督として欧州で活躍する選手らを束ねている。
洪明甫監督(以下 洪明甫)「まず素晴らしいチームをつくるためには、当たり前ですけどいい選手たちがたくさん集まること。それぞれに考えや...
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