対談で笑顔を見せる洪明甫監督(左)と森保一監督
 対談で笑顔を見せる洪明甫監督(左)と森保一監督
 2018年7月、サッカー日本代表監督への就任が決まり、記者会見する森保一氏(左)
 W杯北中米3カ国大会アジアの最終予選に臨む選手の練習を見る洪明甫氏(奥)=2024年9月、オマーン・マスカット(聯合=共同)
 韓国の洪明甫監督(左)と日本の森保一監督
 パスを交換する洪明甫監督(左)と森保一監督
 サッカー東アジアE―1選手権に臨む日本代表を発表し、記者会見する森保監督=7月3日、千葉市内
 対談で笑顔を見せる森保一監督
 対談する韓国の洪明甫監督
 ボールを手に写真に納まる洪明甫監督(左)と森保一監督
 写真に納まる洪明甫監督(左)と森保一監督

 日韓国交正常化60年の節目に、サッカー日本代表の森保一(もりやす・はじめ)監督と韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が対談した。切磋琢磨してきた両国の監督が語り合った指導者としての信念、2026年ワールドカップ(W杯)の目標、新しい未来への思いとは―。(聞き手・共同通信=岡田康幹)

▽使命感こそが重要

 森保監督は2003年シーズン限りで、洪明甫監督は2004年に現役を引退。その後は指導者の道へ進んだ。現在はフル代表の監督として欧州で活躍する選手らを束ねている。

 洪明甫監督(以下 洪明甫)「まず素晴らしいチームをつくるためには、当たり前ですけどいい選手たちがたくさん集まること。それぞれに考えや...

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