豪快に山車が引き回された江野神社の祇園祭=7日、上越市名立区
豪快に山車が引き回された江野神社の祇園祭=7日、上越市名立区

 300年以上の歴史があるとされる上越市名立区の江野神社祇園祭が7日、始まった。地元の若者らが江戸時代に作られたみこしときらびやかな山車(だし)を威勢よく引き回し、町は熱気に包まれた。

 祇園祭は疫病退散を願って毎年7月7〜14日に開かれ、市の無形民俗文化財に指定されている。初日は厳しい暑さの中、5町内の山車6台が先導し、みこしが町内を練り歩いた。

 目玉は、みこしを納める御旅所(おたびしょ)の周りを山車が7回半回ってはらい清める行事。民家の軒先や観客にぶつかりそうなスピードで山車が急旋回し、「回れ回れ」「がんばれ!」と歓声が上がった。

 山車を引き回した名立区名立大町の会社員(47)は「地域になく...

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