
「IGアリーナ」のメインアリーナ=5月、名古屋市
屋内イベント施設では国内最大級とされる「IGアリーナ」が名古屋市北区に誕生し、13日初日の大相撲名古屋場所の開催をもって開業する。最大で1万7千人収容の最先端施設を地元や運営側はスポーツ、エンターテインメントの“聖地”としてアピールしたい考えだ。中京圏からは人気興行が遠のきがちで「名古屋飛ばし」とやゆされる現状打破への切り札としても期待されている。
「愛知の未来を支える新たなアリーナだ」。5月31日実施の開業を祝う式典で、大村秀章愛知県知事(65)は力を込めた。メインアリーナは4600平方メートルの広さがあり、座席数は約1万5千席。すり鉢状のスタンドはフロアとの距離感が近く、迫力ある臨場感を...
残り802文字(全文:1102文字)