ウクライナ南部クリブイリフの公立校で、地下シェルターに避難しゲームをする生徒ら=6月(共同)
 ウクライナ南部クリブイリフの公立校で、地下シェルターに避難しゲームをする生徒ら=6月(共同)
 ウクライナ南部クリブイリフの公立校で、空襲警報が鳴ったため地下シェルターに避難する生徒ら=6月(共同)
 ウクライナ南部クリブイリフの公立校で、地下シェルターに避難しブロックを組み立てて過ごす生徒ら=6月(共同)
 ウクライナ南部クリブイリフにある、ロシアの攻撃を受け穴が開いたビル。左下はクリブイリフ中心部に入ったことを示す標識=6月(共同)
 ウクライナ南部クリブイリフの航空大付属学校。ロシア軍の弾道ミサイルが着弾し校舎が大破した=6月(共同)
 ウクライナ南部クリブイリフの公立学校に新設されたサッカー場。この下に教室がある=6月(共同)
 ウクライナ南部クリブイリフで完成間近の地下学校。3年半のオンライン授業を経て9月から対面で授業が再開される=6月(共同)
 ウクライナ・キーウ、クリブイリフ

 ロシアの攻撃が激しさを増すウクライナの前線地域を中心に、子どもたちが安全に学べる「地下学校」の建設が進んでいる。オンライン授業を強いられてきた教師や生徒らは「やっと顔を合わせて授業ができる」と歓迎する。侵攻開始から3年半。9月の新学年から運用が始まる南部クリブイリフを記者が訪れた。

 首都キーウから南東に車で約6時間。青空の下、小麦畑が広がる地域を抜けると、大きな穴が開いたビルが目に飛び込んできた。攻撃された工場だ。クリブイリフは6月にロシア軍が新たに侵入を主張したドニプロペトロウスク州にある工業都市。緊張感が漂う。

 整備士らを育成する航空大付属学校も今年1月、弾道ミサイルによる攻撃を受け、校...

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