甘さと歯応えの良さ「シャリ感」が特徴の西倉スイカ=21日、長岡市西川口
甘さと歯応えの良さ「シャリ感」が特徴の西倉スイカ=21日、長岡市西川口

 「西倉(さいぐら)スイカ」と呼ばれる長岡市川口地域特産スイカの収穫が、最盛期を迎えている。みずみずしく、歯応えの良さと甘さが特徴。近年は生産者数が減少し、手に入りにくい希少なスイカだ。

 西川口の西倉地区で栽培しており、信濃川と魚野川の合流地点に近く、朝霧が土を冷やすことで、おいしく育つという。かつては20軒以上の生産者がいたが、高齢化などで現在は数軒に減り、直売が中心となっている。JA魚沼によると、2008年の出荷量は67トンで、24年は12トン。

 21日、関典世さん(74)の畑では、大玉で糖度12度以上の甘さのスイカが、数多く実っていた。関さんはたたいて音を確かめながら収穫し「きれいな丸い...

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