俳優の窪塚洋介(46)、松田龍平(42)が6日、都内で行われた映画『次元を超える』(10月17日公開)のDolby Atmos完成披露試写会の舞台あいさつに登壇した。
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トークパートでは、喉の調子が良くない松田が本作について「実際にやってみないとわからないシーンがめちゃくちゃ多くて。撮影を楽しみにしていました」と静かに語った。すると窪塚が「字に書いたら『惑星ケルマンに』とか『宇宙船が』とか書けるけど、どうなるんだろうと思った」とフォロー。しかし松田は「そうです」と一言で流してしまい、窪塚は「補助輪を捨てるな」と苦笑いでツッコんでいた。
『破壊の日』でも共演しているが、すれ違うだけ。2人は本作で本格的な初共演を果たした。窪塚は「共演は今回が初めてという印象。役者・松田龍平と対峙する、という楽しさを存分に味わわせてもらった。対峙する前に、夜に別のパーティーで対峙しちゃうことが多くて。飲みの場で会ったりするようになった。そっちの方で知っていることが多くなってからの現場だったんです。皆さん、満場一致でうなずいてもらえる、龍平ってコミュ障っぽいじゃないですか。LINEとか聞けなさそうだけど、聞けるんですよ」と力説。「夜に会った時の龍平の印象で現場に来ていたところもあったんですけど、昔、豊田監督と『青い春』やっていたころに俺が『ピンポン』やって龍平を認識したころの松田龍平がそこに現れて対峙する。そういうエモい現象に陥ったりしながら楽しい時間を過ごさせてもらった。それがフィルムに焼き付いていい味になれば」と思いを語っていた。
時間も空間も超越した“人間の物語”。社会の混沌に向き合い続けてきた豊田利晃監督が、自身の映画人生をかけて描くこん身の長編フィクション。物語の主人公は、孤高の修行者・山中狼介(窪塚洋介)。ある日、危険な宗教家・阿闍梨(千原ジュニア)の家で行方不明になる。狼介の恋人・野々花(芋生悠)から捜索を依頼された謎の暗殺者・新野風(松田龍平)は、彼の行方を追う中で、“法螺貝(ほらがい)”に導かれ狼蘇山へとたどり着く。やがて2人は“鏡の洞窟”で対峙し、時空と次元を超える壮大な旅へと巻き込まれていく。
舞台あいさつには、千原ジュニア、芋生悠、渋川清彦、豊田監督も参加した。