
将来、自立して暮らせるように、お金の大切さや正しい使い方を子どものうちから教えることは大事だと言われていますが、どう教えたらいいのでしょうか。家計管理の専門家に聞きました。
Q お金について、家庭ではいつから、どのようにして教えればいいですか。
A お金に興味を持ち始めた5歳くらいから、スーパーでお金を使う体験をさせたり、お金を稼ぐことや仕事について考えるために親の仕事を話したりしましょう。お金の自己管理能力を養うため、お小遣い制は遅くても小学校高学年までに始められるといいですね。
Q お小遣いの金額や渡し方は。
A 金額は月々、小学校低学年〜中学年は500円、高学年は千円ほどを目安に、家庭で話し合って決めましょう。まずは、決まった日に定額を渡す方法がお勧めです。簡単なお小遣い帳をつけることも同時に始めましょう。
Q 成長し、中高生になったら心掛けた方が良いことはありますか。
A 買う前に、一度考える習慣をつけられるように声掛けをしましょう。買いたい物が消費、浪費、投資のどれに当たるかを考えてもらい、浪費をなるべく抑えるようにします。お小遣いの範囲ならば、親が口を挟まないことも大事です。欲しい商品を安い店で選ぶなどの買い方もアドバイスできるといいですね。
Q 親がお金の知識に自信がありません。
A お金の仕組みを学べる子ども向けの本があるので、親子で勉強してはどうでしょうか。家庭のお金の状況を子どもに話すことも大事です。お金はやりたいことをかなえるために必要なツール。計画的に使えるように幼少期から学ぶ機会をつくりましょう。
(燕市在住のファイナンシャルプランナー、八子直美さんに聞きました)
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