
家族や親戚らと初当選を万歳で祝う本保慎吾さん=4月23日午後9時過ぎ、粟島浦村内浦
新潟県内の9市町村議選の投開票が4月23日行われ、今後4年間の地域振興の担い手が決まった。人口減少に歯止めがかからない中、新議員たちは子育て支援策や医療体制、新型コロナウイルス禍からの地域経済回復などの共通課題に向き合う。30代の2人が立った粟島浦村議会議員選挙(村議選)は新人が当選した一方で現職の女性が落選し、明暗が分かれた。
粟島浦村議選では、34歳の新人、本保慎吾さんが初当選した。午後9時過ぎ、ホームページで当選を確認し、ほっとした表情を見せると、自宅で一緒に結果を待った家族や親戚らからは「これからだぞ」と声が飛んだ。「選んでもらった責任を果たしたい。4年間で何ができるのかを証明したい...
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