
南極観測隊の経験から資源の大切さを訴えた渡貫淳子さん=3月3日、見附市本町2
日本の南極観測隊に調理担当で参加した渡貫淳子さん(50)の講演会「かあちゃん 南極調理隊員になる」が3月3日、新潟県見附市の市中央公民館で開かれた。基地内の制約のある生活体験を交えながら、資源の活用や挑戦の大切さを伝えた。
講演会は見附市中央公民館が主催し、約220人が参加した。渡貫さんは青森県出身。調理師学校に勤めた後、専業主婦のときに応募して第57次南極観測隊員となった。昭和基地で2015年12月から17年3月まで調理を担当した。
きっかけは新聞に掲載された女性記者の南極体験記を読んだことで、調理隊員は一般から応募できることを知り、挑戦を決めた。3度目の応募で合格した。
南極では焼き魚や...
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