
参加者らが満開を迎えた安了寺境内の白藤を楽しんだ=5月5日、燕市八王寺
新潟県燕市八王寺の安了寺境内の白藤が満開を迎えている。5月5日には、白藤とお茶を楽しむ茶会が開かれ、和服姿の女性らが、藤の甘い香りが漂う中、ゆったりとしたひとときを過ごした。
茶会は燕市教育委員会と燕茶道友の会が主催し、45回目となる。白藤は樹齢350年以上と推定され、幹回り7メートルの巨木。「八王寺の白藤」として知られ、枝は東西約30メートル、南北約20メートルに広がる。県の天然記念物に指定されている。
茶会の席主は流派などで持ち回り、2024年は燕市内で茶道教室を開く宗徧(そうへん)流の竹野宗照(そうしょう)さん(84)が務めた。お茶と和菓子、季節の和歌の話などで、計100人余りをもてな...
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