2024年に創立100周年となる囲碁の日本棋院の歩みを振り返る報道写真展が6月10日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップ1階みなと広場で始まった。タイトル戦で歴史的な記録を打ち立てた棋士の表情を捉えた約20点に、囲碁ファンらが熱心に見入っていた。
新潟日報社などが主催。日本棋院は、新潟県新発田市出身の実業家・大倉喜八郎の長男、喜七郎が呼びかけ、1924年に誕生した。囲碁の普及活動などをしている。
会場には、1998年の本因坊戦で囲碁界初の10連覇を達成した趙治勲(ちょうちくん)名誉名人や、2023年に史上最年少の13歳11カ月で初タイトルを獲得し、2024年、韓国棋院に移籍した仲邑菫(なかむらすみれ)三段らの写真が並ぶ。
新潟県長岡市の無職男性(75)は「活躍した棋士や時代の変遷が分かり良かった」と話した。無料。6月16日まで。