鬼太鼓の練習をする、夷七ノ丁少年鬼組のメンバー=佐渡市両津夷
鬼太鼓の練習をする、夷七ノ丁少年鬼組のメンバー=佐渡市両津夷

 少子化で2023年まで団員が不在だった新潟県佐渡市両津夷の「夷七ノ丁少年鬼組」に、1年間で両津地区内外から7人のメンバーが集まった。6月16日に地元の神社で開かれる夷諏訪神社例大祭が、新体制のお披露目の舞台。子どもたちも指導者も、「七ノ丁の鬼」の5年ぶりの復活に向け、練習に熱が入っている。

 住民によると、夷七ノ丁少年鬼組には90年以上の歴史がある。雄と雌の面は、地元の人形作家、故・中川雀子(じゃくし)さん作で、子ども用の面では島内最古と伝わる。かつては...

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