
図上訓練に臨んだ新発田市の職員=新発田市役所
新潟県新発田市は市役所で、風水害の発生に対応する図上訓練を実施した。二階堂馨市長ら職員65人が参加。対応手順と課題を確認した。
7月上旬に行われた図上訓練の想定は、前日昼ごろから降り続く雨で当日午前6時、下越地方に大雨警報が発表され市が災害警戒本部を設置。午前8時には新潟県に線状降水帯による大雨被害の恐れが高まったというもの。
事前に参加者に詳細を知らせない「ブラインド型」の方式が採られた。避難者や浸水被害の様子、土砂災害の発生状況など情報136件が次々に読み上げられた。
職員は担当ごとにテーブルに就き、机上に広げた地図に付箋を貼ったり、被害状況を書き入れたりしながら、それぞれの情報を分析し...
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