
移住者が栽培する柿園地を見学する大会参加者=佐渡市羽茂村山
全国の柿生産者らが集う「第42回全国カキ研究大会」(全国果樹研究連合会など主催)が、新潟県佐渡市で開催された。県内開催は、同市で行われた2000年以来。新潟県を含む12県の約300人が、産地視察や各地の事例発表を通し、次世代への継承や省力化・生産性の向上について意見交換した。
農林水産省によると、国内の柿の栽培面積(23年)は1万7900ヘクタールで、果樹別ではミカン、リンゴに次ぐ3位。新潟県は20年に645ヘクタールで栽培し、都道府県別で9位。ただ、全国的に生産者の高齢化などで栽培面積は減少傾向となっている。
大会は18、19の両日にあり、産地視察は2カ所で行われた。1カ所目では、公益財団...
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