
伝統的工芸品に指定された「佐渡無名異焼」(永柳陶房提供)
    新潟県佐渡市の伝統陶芸「佐渡無名異(むみょうい)焼」が10月17日、国の伝統的工芸品の指定を受けた。全国で243品目、県内では17品目となり、佐渡市内では初めて。申請した「佐渡無名異焼の会」の相談役、永柳修一さん(70)は「指定を生かして、島外へのPRや後継者育成につなげたい」と話している。
佐渡無名異焼は、落ち着いた朱色の肌合いが特徴の伝統陶芸。鉱脈付近から産出される赤い「無名異土」を使って焼成したもので、江戸時代に技法が確立した。佐渡奉行の政策で佐渡産の焼き物が奨励されたことを契機に産地が形成され、現在は11事業者、26人の従事者がいる。
伝統的工芸品には、佐渡無名異焼の会が佐渡市を通じ...
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