
燕背脂ラーメンが広く食べられるようになった歴史や、地元で作られた道具などを紹介する企画展=燕市大曲
新潟県燕市を代表するグルメの一つで、産業の隆盛とともに発展してきた背脂ラーメンの歴史をたどる企画展「燕のラーメン展」が、燕市産業史料館(大曲)で開かれている。ラーメンにまつわる資料や、市内メーカーが手がけた道具類など約180点を紹介する。
市内では、さまざまな店舗の味を楽しんでもらう「燕背脂ラーメン シール祭り」が開催されており、その関連イベントとして企画した。
背脂ラーメンは昭和初期に誕生。産業の発展とともに改良が加えられていった結果、出前に適した形になっていき、高度成長期に職人たちの胃袋を満たした。企画展では高度成長期の燕の産業について、当時の資料や製品を基に振り返る。
ラーメンを作った...
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