
見頃を迎えている紅葉山公園の紅葉=11月6日、佐渡市浜河内
朝晩の冷え込みが増す中、新潟県の佐渡島内各地で紅葉が見頃を迎えている。佐渡有数の紅葉の名所で知られる「紅葉山(もみじやま)公園」(佐渡市浜河内)では、モミジやナナカマドが赤や黄に色づき始めた。11月9日には地元住民によるイベントも開催予定だ。
紅葉山公園は小佐渡山地の「男神山」と「女神山」の山裾に広がる。草木が生い茂る荒れ地だったが50年ほど前、一帯の松ケ崎地域の住民が「みんなが憩える場所を作ろう」と整備を始めた。行政も加わり広場や遊歩道、トイレなどが設けられ、紅葉が楽しめる秋には観光客も絶えないほどのスポットになった。
地元有志らでつくる「紅葉山を愛する会」会長の稲場勇夫さん(75)は「紅葉山の景色は四季を通じていいが、やはり秋は特別」と話す。2024年は例年より色づきがやや遅く、11月半ばまで見頃が続く見込みだ。
会主催の11月9日のイベントでは、柿の皮むき体験やチアリーディングのパフォーマンスなどが予定されている。恒例イベントで、...
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