
関係者らが参列した秋艸道人忌=11月21日、新潟市中央区西堀通3
新潟市出身の歌人で書家の會津八一(1881〜1956年)の命日である11月21日、「第69回秋艸道人(しゅうそうどうじん)忌」が新潟市中央区の瑞光寺で営まれた。顕彰に取り組む「秋艸会」の役員ら約30人が参列し、八一の功績をしのんだ。
法要は八一の写真が飾られた本堂内で行われた。住職の読経が響く中、参列者は焼香し、静かに手を合わせた。
歌人、書家として知られる八一は、東洋美術史家や教育者としても数多くの業績を残した。
参列した新潟市西区の主婦(78)は「八一の武骨なところが尊敬できる。歌を勉強しているので、これからも仲間と楽しく活動していきたい」と話した。
新潟市會津八一記念館の喜嶋奈津代主査...
残り28文字(全文:328文字)