
妙高市中心部の朝日町。空き店舗などが目立ち、平日の人影はまばら。城戸市政は新図書館等複合施設の整備などでまちなかのにぎわいづくりを目指す
新潟県妙高市の城戸陽二市長が11月25日で就任2年となり、1期目の任期を折り返した。人口約2万8千人と県内20市中、3番目に少ない市のトップは「人口減少への挑戦」を掲げ、就任1年目に給食費無償化に踏み切るなど子育て支援に注力する。一方、市中心部は空き店舗やさら地が増え、空洞化が進む。にぎわいの創出に向け、2025年秋の開館を目指す新図書館等複合施設を建設しているほか、まちなかでの創業や移住も後押ししている。
「新図書館の人的交流がまちなかへ波及するよう検討を進める」。市議会9月定例会の一般質問で、城戸市長は中心市街地活性化策についてこう答弁し、まちなか再生への意気込みを改めて語った。
市役所...
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