新潟県長岡市は3月6日、今冬の道路除雪で、地下水位の低下や設備の故障などから消雪パイプから十分に水が出ず、除雪車による機械除雪に切り替えたケースが24カ所であったと明らかにした。磯田達伸市長は、消雪パイプによる地下水の利用と水資源量とのバランスが、今後の大きな課題になるとの認識を示した。

 3月6日に行われた市議会3月定例会の一般質問で、豊田朗さん(市民クラブ)が市道の融雪システムの持続可能性をただした。磯田市長は答弁で「地下水の利用についてしっかり把握し、コントロールしていく必要がある」と述べ、地中熱や太陽光エネルギーを組み合わせた融雪、無人除雪機など、新たな技術を研究していく意向も示した。...

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