日本相撲協会を退職し、記者会見する元宮城野親方の白鵬翔さん＝９日、東京都千代田区(
大相撲の宮城野親方（元横綱白鵬）が９日付で日本相撲協会を退職した。史上最多の優勝４５度、横綱在位８４場所、通算１１８７勝など数々の栄光を残した大横綱が、引退からわずか４年、４０歳の若さで土俵を去る決断をした。
なんとも解せないのは、相撲協会が一時閉鎖した宮城野部屋を年末には再興させるとした案が５月に幹部間で語られていたというのに、角界と縁を切る点だ。
元宮城野親方は昨年３月に弟子の暴力行為と監督義務違反などを問われ、職務の２階級降格と宮城野部屋の当面の閉鎖、親方と弟子の伊勢ケ浜部屋転籍の処分を受けた。部屋を持つ師匠だった元親方にはこのとき、閉鎖の期限は伝えられなかった。ただ角界関係者との雑談...
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