東京都議選で、地域政党「再生の道」の街頭演説を撮影する“切り抜き職人”の男性=6月19日、東京都中野区
 東京都議選で、地域政党「再生の道」の街頭演説を撮影する“切り抜き職人”の男性=6月19日、東京都中野区
 東京都議選で、地域政党「再生の道」の石丸伸二代表の街頭演説を撮影する“切り抜き職人”の男性=6月19日、東京都中野区
 東京都議選で街頭演説する鳥海彩さん。近くにスマートフォンを置き、演説の様子をライブ配信した=6月19日、東京都世田谷区
 東京都議選の街頭演説で、スマートフォンを使い撮影する人たち=6月21日、東京都千代田区

 政治家の記者会見や街頭演説の様子を数十秒程度の動画に編集した「切り抜き動画」が存在感を増している。東京都議選を追った“切り抜き職人”の男性(39)は、時に刺激的な見出しを付けて動画を配信。「多くの人に政治との接点を提供できるのは大きなやりがいだ」と話す。

 都議選に挑んだ多くの候補も、X(旧ツイッター)やインスタグラムといった交流サイト(SNS)を通じて有権者に思いを届けた。都議選に初めて立候補した鳥海彩(とりうみ・あや)さんはその一人。選挙期間中は、SNSを積極展開することで浸透を図った。(共同通信社会部)

▽「政治との接点提供」 切り抜き動画が存在感

 「東京から日本の政治を変えよう」。6月1...

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